号令と空言 2018


はじめてスタイロフォームで凹凸のある支持体を成形した作品です。
歪んだ支持体を選んだ理由は、同義のものであっても見る立ち位置・状況によって変わる印象の多面
性を表したかったからです。
号令(集団に向けた声)は例え空言(無意味な又は主観的な言動)であったとしても良くも悪くも、影響また
は利用され得る事をテーマに制作しました。
拡声器を持つ子・指揮棒を持つ子・合図を送る子を号令を出すものとして、それ以外のモチーフはその
子達の所有物・好ましく思っているものを表し、「主観的な言動」の象徴としました。