石の素材について(翡翠採取)

みなさん初めまして。
アウトローモザイク制作者の櫻井拓也です。

モザイク制作をする上で一般的な素材は、タイル・ガラス・石というところが主ですが、その中で石について取り上げたいと思います。

石と言っても種類は様々ですが、モザイク制作に使用するのは大理石が多いです。

その理由として、石の中では柔らかいので、割ったり削ったり加工がしやすい事と、種類が豊富で様々な色がある為です。

大理石を入手する際は、石材屋さんやホームセンター、ネット通販などで購入できます。
板状になった縦横30センチ×30センチの厚さ2センチ前後の物が、私は割りやすいです。

ここまで大理石の話をしましたが、私は加工は難しいけれど自分で採取した石を使用した作品を手掛けています。

採取できるところは海でも山でも川でも日本各地にありますが、今回は国内で唯一採取できる宝石、硬玉翡翠の取れる新潟〜富山のお話をします。

山や川に原石はありますが、そこで採掘するのは禁止さてれいます。採取の方法は、新潟の糸魚川から海へ流れ出て、海岸に漂着した物を拾います。
(富山の朝日町沖の海底にも翡翠が埋まっている説もあります。)

そのため、翡翠を拾える範囲は狭く、新潟県糸魚川市のヒスイ海岸から、親不知を挟んで富山県朝日町のヒスイ海岸辺りになります。

その間に拾えるスポットは10箇所位あります。

この周辺では、翡翠以外にもネフライトという軟玉翡翠やメノウ・翡翠によく似たロディン石も採取できるので、翡翠が取れなくても私は何かしら制作に使用できる石が取れるので、採取は毎回楽しいです。あと、長距離歩くので運動にもなります。

私は翡翠を拾うに為に自作の棒を作りました。ホームセンターでステンレスのパイプと熊手・穴あきお玉を買い、組み合わせています。

これが無いと毎回屈むのは体力がいる事と、海の中の石を拾えるので、重宝しています。

翡翠は他の石に比べて硬度があり重い事、丸くなっておらずカクカクしている事、表面が光っている事。が特徴的ですが、他の石と混ざっている翡翠や、似た石も沢山あるので、見分けるのは慣れないとかなり難しいです。興味のある人は、色々な翡翠を見ることをお勧めします。

糸魚川市のフォッサマグナミュージアムがお勧めですが、都内でも翡翠原石館が大崎にあります。

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