ー森敏美の略歴ー
1954年 大阪府出身
1979年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
1981年 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻壁画研究室修了
1981年~84年 同大学院壁画研究室助手(非常勤講師)
1984年~19年 東北生活文化大学生活美術学科(現美術学部)勤務
現在非常勤講師
1984年 銀座小野画廊初個展以降6回開催
1980年 よりグループ展、各企画展100回以上参加
韓日現代美術交流展を日本内外で計18回参加
県内で社会人対象の講座、ワークショップ数十回開催。
モザイクワークショップ等多数開催。
2016年 中野小学校モザイクアートモニュメント設置(在校生と協同制作)
2017年 仙台市八木山つどいの家モザイク設置(学生らと協同制作)
2019年 福島県富岡町地域コミュニティづくり「モザイクアート」(富岡町の小学生らと協同で制作2021年3月設置)
美術解剖学会理事 韓日美術解剖学会発表(2014~2019年ソウル)
宮城県芸術協会絵画部運営委員
宮城新現美術協会会員
モザイク会議会員・フレスコ協会会員
ー森敏美の作品ー
2011年制作「AMBIVALENCE1109」
この作品は震災後のモザイク展に出品したものです。
311直後、大学から同僚の先生と学生らを連れて、石巻等被災地を現地のボランティア集団と合流し
子供たちとのワークショップや、心のケア的なことを続けていた最中に通りすがらの瓦礫を眺めながら、
誰もが感じていたであろう無力感と、何かしらの使命感みたいなものを抱いていました。
TVやネットでもいやというほど見た流されている様々な漂流物、そして現地に訪れて実際に遭遇した
被災した建物群、臨時避難所、仮設住宅等々…
目に焼き付いた光景をどうしても表現者として留めておきたかった思いがあり作りました。
作品「AMBIVALENCE1202」もまだ、震災のイメージから脱却できず
津波で流された人々と家々の復興復旧を祈りつつ2012年立体で作りました。
「AMBIVALENCE1710」と「AMBIVALENCE1810」双方とも2017年2019年にモザイク展で2席を頂いた作品です
この作品は一番古く、1994年モザイク会議設立のきっかけになった
国際モザイク展に出品した思い出深い作品です。